~Meilleur Mariage~

美味しい食事と美味しいワインをこよなく愛するフードアナリストのグルメ記録です。

≪日本橋≫贅を極めた空間【ウエスタ】

かなり更新が空いてしまいました…

資格受験期間ということもあり現在少しバタバタとしているので、こちらのブログは

のんびりマイペースに更新していきたいと思います。

 

 さて、少し前に訪れたのが、美味しい三田牛に非日常感を味わえる日本橋の名店

「ウエスタ」

 

まず、入口が分からない…。笑

小道沿いにある上、看板も何も出ておらず夜は特に暗いので迷いました。 

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重厚な木の扉が唯一の目印です。 

店内は、だだっ広く厳かな雰囲気を想像していたのですが、

意外にもコンパクトで、上品ながら思っていたよりも堅苦しさのない雰囲気でした。

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初めにがらがらと高級食材の乗ったワゴンが登場。

こちらのお店は好きな食材を好きな分だけ選び、調理をしてくださいます。

魚介類はオススメのものを一通りお願いすることにしました。

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こちらがウエスタ名物の三田牛。

普段はフィレ一択なのですが、今回はサーロインもおすすめとのことでしたので

フィレとサーロインでお願いしました。

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エスタの拘りは、カトラリーも全て最高のものを使用しているという所。

フォークやナイフの他に、吉野杉の箸も用意されておりました。

 

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まずはシャンパーニュで乾杯。

Champagne Sanger Les Oublies Millesime 2005

これが繊細かつ上品な泡立ちで爽やかなコクがあり、とっても美味しかった♪

テーブル担当の方がまたお勧め上手なので、2杯頂いてしまいました。

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トラフグの白子の茶碗蒸し ポン酢餡

なめらかでほんのり甘いとろける白子の茶碗蒸し。

さっぱりとしたポン酢餡によく合い、1品目から心を掴まれました…

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白子の余韻に浸っている内に、また眩しい黒粒が…

ベルーガ産のキャビアです。

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最初に選んだ魚介類の前菜に、これでもかとキャビアをたっぷりと。

見ているだけでうっとり。。

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手長エビのソテー アメリケーヌソース

ぷりっぷりの大きな手長エビに、卵黄のまったりとしたソースが絡んだ一品。

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Dagueneau Silex

フランス ロワール地方、プイィ フュメ地区のソーヴィニヨンブラン。

青系ハーブとほんのりミネラル感が、手長エビとベストマッチ。

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三田牛ハネシタのトリュフがけ手打ちパスタ

滑らかでシルキーな三田牛のハネシタにもちもちの手打ち麺、

そして目の前でトリュフをたっぷりとスライス。

もう美味しくないわけがないですよね。

ソースは初卵を使用しており、クリーミーでコクがありました。

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こちらも三田牛を薄くスライスしたサラダ。

実は私、マッシュルームが苦手なのです…。が!

なんとなんと、このサラダのマッシュルームは美味しく頂けました!

苦手食材克服に一歩近づいたかもしれません。感動!

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ここでまたガラガラとすごい物が登場。

英国CARRS社に特注したシルバーカトラリーセットとのこと。圧巻です。

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 メインに合わせたのは

Ch. Cos  D'Estsoutnel 2006

愛するボルドー サンテステフ村、メドック格付2級。

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 お待ちかねのメイン、三田牛のステーキです。

表面は香ばしくさっくりと焼き上げられ、サーロインは噛めば肉汁の甘みがじゅわーっと。

フィレは柔らかくもジューシーで、さらっと口の中でとろけます。

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デザート

濃厚で滑らかなミルクアイスクリームでした。

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デザートに合わせた甘口ワイン、

Dom. les Terres de Fagarya Maury Op Nord 2010

フランス ルーション地区の甘口グルナッシュ&カリニャンブレンド

コクがあり、カラメルの風味と相性抜群でした。

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食後のコーヒーと、一口の生キャラメル。

プティフールというと焼き菓子が出てくることが多いですが、生キャラメルとは斬新!

一口サイズというのがまたありがたいです。

 

どれもとっても素晴らしいお料理ばかりだったのですが、唯一つ残念だったことが…

 

今回利用した席が厨房に近かったこともあるかもしれないのですが、厨房から若手を叱りつける声が度々聞こえてきたこと。

お料理も雰囲気も一流であり、きっとこの日のこの食事を特別な思いで利用する方も沢山いらっしゃるでしょう。

素晴らしいサービスを提供したいがために厳しい教育になってしまうのは致し方ないことかとは思うのですが、実際愉しく盛り上がっていた私達のテーブルも、怒鳴り声が聞こえてきたことにより少し盛り下がってしまいました。

ですが、テーブルを担当してくださったフランス人のソムリエは、

とても感じがよく気の利く方で、最後は楽しく食事をすることができました!

 

美味しい三田牛尽くしのお土産もたくさん頂き、その点以外は本当に

素晴らしかったので、次回訪れた際は雰囲気も楽しめることを期待したいと思います!

 

【ウエスタ】

住所:東京都中央区日本橋3-8-13 華蓮日本橋ビル1F

Tel :03-6262-3355

≪営業時間≫

月-土  12:00-23:00(L.O.22:00)

日・祝  12:00-22:00(L.O.21:00)

定休日:なし

 個室:有

2018 Valentine’s chocolate レポート

 

2018年Valentine's Day、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?

男性はドキドキ、女性はバタバタな一年に一度のイベントですね。

チョコレート好きな私は、毎年自分へのご褒美と理由づけ、あれやこれやとチョコレートを買い込むのが楽しみなシーズンでもあります。

そこで遅ればせながら、今年購入したチョコレートをご紹介していきます。

 

今年は新宿伊勢丹にてチョコレート探し。

この時期は大体のデパートで催事を開いてるので、

色々なブランドのチョコレートを試食しながらお気に入りを探せるのが嬉しいですよね✨

どれもこれも本当に可愛くて美味しいので、

欲しいものだらけ…

LAUENSTEIN(ローエンシュタイン)

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La feverie(ラ・フェヴァリ)

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 毎年パッケージが可愛い

DEBAILLEUL(ドゥバイヨル)

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今回特に目を惹いたモダンな

Mariin Coertjens(マレーン・クーチャンス)

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とにかく箱デザインが好みだった

Michel Belin(ミッシェル・ブラン)

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 ミッシェルブランは悩んだ結果買わなかったことを後悔しました…

 

どれもデザイン性のある素敵なものだったのですが、

今年の自分へのご褒美チョコレートはこんな感じになりました。

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*Mariin Coertjens

*Delray

*Desilee

*CACAO SAMPAKA

 *Bel Amer 京都別邸

*Frederic Cassel

昔はもっともっと大量買いしていたのですが、今年は(自分的に)控えめになりました。

感想はそれぞれのブランドごとに、ゆっくり味わいながら書いていきたいと思います。

 

まずはさっそくお試しで一粒だけ買ってみた

CACAO SAMPAKA sparkle bombons

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一粒ですが、およそ500円です。

 カカオサンパカは、スペイン発祥の王室御用達チョコレートブランド。

バレンタインでも毎年デパートに登場する人気ブランドですね。

 

そもそもスペインは「ヨーロッパで最初にカカオが伝来した地」として、

素晴らしいチョコレート文化が根付く国なんだそう。知りませんでした。

特徴は、「ビーン・トゥ・バー」といい生豆から板チョコレートにするところまで

全てを手がけることで、ショコラティエのオリジナリティを100%活かすことができるこだわりの詰まった製法です。

今回購入したsparkle bombonsは、少しパチパチと弾ける食感のガナッシュを、宝石のようなデザインに仕上げたチョコレート。

 

店頭で販売していた一粒シリーズはこちらのラズベリーと、ベタセタ+バナナの2種類でした。今回は真っ赤なラズベリーをセレクト。

見た目は本当にジュエリーのようなシルエットとつやっとしたコーティングで、高級感があります。

 

一口食べて感じたのは、ラズベリーが強い!

それも香料でごまかしてるベリー感ではなく、本物の果実味がちゃんと感じられる。

説明によると、セルビアラズベリーを使用したガナッシュを、ホワイトチョコレートでコーティングしているとのこと。もちろん香料は不使用。

うーん、美味しい…

 

あっという間に消えてしまいましたが、やはり王室御用達。

一粒でも幸せな気持ちになりました♪

今度はぜひ他の味も食べ比べてみたいと思います。

 

ヘルシーでお手頃なビーントゥバーなら、こちらもオススメ。 

こちらは砂糖不使用のオーガニック豆です。 

 

≪銀座≫香りを楽しむ創作フレンチ【ロドラント ミノルナキジン】

 先日、気になっていた銀座の隠れ家的フレンチ

【ロドラント ミノルナキジン(l’Odrante par Minoru Nakijin)】

へお伺いしました。

 

1度ではなかなか覚えられない、噛み噛みになりそうなお店の名前ですが、

「ミノルナキジン」というのはお店のシェフ、今帰仁 実さんのお名前なんだそうです。

「ロドラント」は「香り、芳香」という意味。

こちらのお店のコンセプトとなっています。

 

 場所は銀座7丁目。

ビルの一階から階段で降りると、こじんまりとした可愛らしいお店が。

今回はパーテーションで仕切られた、半個室タイプのお席にしました。

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まず席に着くと、テーブルにはくしゃくしゃのお手紙。

こちら決して嫌がらせ等ではなく。

「堅苦しさ抜きにくつろいで食事を楽しんで頂きたい」というシェフの気持ちを込めた

演出なんだそう。

何も知らないで見たら驚きそうですが、ユニークな演出ですね。

 

アミューズ

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ふんわりとしたクリームチーズを挟んだパリパリのガレットに、

アンチョビ風味のミニクロワッサン。

カロンはくるみ風味で、香ばしい香りと優しい甘さがお気に入りでした♪

 

フォアグラのムースを乗せたバゲット

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濃厚でなめらかなムースは、フォアグラの旨みが凝縮されていて絶品♪

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合わせたのはフォアグラと間違いのないフランス、アルザスの甘口ゲヴュルツ

Domaine Martin Schaetzel Gewurtraminer S cuvee reserve

(ドメーヌ マルタン・シャッツェル ゲヴュルツトラミネール キュヴェ レセルヴ)

 爽やかなライチの香りと甘さが、フォアグラの風味を引き立てます。

 

色鮮やかな根菜のサラダ

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シャキシャキと新鮮で、お野菜の甘みが強い!

姫路で捕れたホウボウ、ポートワインのソースがけ

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 トリュフは肉厚で歯ごたえも香りもしっかりと感じられました。

プーラルドのソテー

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脂の乗ったプーラルドに、

フォアグラを練りこんだコクのあるソースがぴったり。

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チーズは三種類をセレクト。

 

デセール

高知県産の水晶文旦にタピオカのジュレ発酵バターのミルククリーム添え

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爽やかな文旦の香りが口の中をさっぱりとさせてくれます。

 

食後のミニャルディーズ

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木製のプレートが可愛いらしい!

見た目も鮮やかで、最後まで楽しませてくれますね。

 

今回ワインはペアリングに。

お写真はとれませんでしたが、食材にきちんとマッチしており

美味しいワインのセレクトばかりでした。

こちらのお店では、7000円〜18000円の間で値段をお伝えすると

その内容でオリジナルのコースを作ってくださいます。

どのお皿もコンセプト通り香りを大切にしたメニュー構成になっており、

シェフのこだわりが感じられるお料理達でした。

 

月に何度かワイン会なども開催されているようなので、そちらも気になるところです✨

 

【ロドラント ミノルナキジン(l'Odrante par Minoru Nakijin)】

住所:東京都中央区銀座7-7-19 ニューセンタービルB1F

Tel :03-5537-7635

≪営業時間≫

ランチ  12:00-13:30

ディナー 18:00-20:30

定休日:不定

 個室:無(半個室あり) 

 

≪南青山≫色鮮やかな無農薬野菜を楽しむ隠れ家【メイユー アヴニール ア トウキョウ】

外苑前駅から徒歩3分程、

名店が多く立ち並ぶ青山二丁目エリアの一角にある

「メイユー アヴニール ア トウキョウ(Meilleur Avenir a Tokyo)」へお伺いしました。
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地下へと続く階段を降りると、白を基調とした可愛らしいお店が。
店内は少しレトロクラシカルな雰囲気が漂います。
 
この日のメニュー。
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まずはグラスのシャンパンでスタート。
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 シャンパーニュ地方、アンボネイ100%からなる
Bernard Bremont brut(ベルナール・ブルモン ブリュット)
まろやかな泡立ちとふんわりとした木なり果実の優しい味わい。
食前酒にぴったりで美味しい♡
 
一品目
無農薬畑より、鮮やかな野菜たちの一皿
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 シンメトリーに飾られた新鮮なお野菜の前菜。
シェフの出身地である平塚から取り寄せたという無農薬野菜は、
瑞々しくシャキッとしており、見た目も色鮮やか。
ソースははちみつクリームとのことで、ほんのりとはちみつの香り。
 赤紫色のものは子玉ねぎのバルサミコマリネ。
中央のサブレは、ローズマリーのサブレでした。
 
二品目
フォアグラ・パイサンド
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お店のスペシャリテ
フォアグラのペーストにその時々で変わるフルーツジャムがサンドされています。
この日は自家製金柑のコンポートでした!
ペーパーごと手で持って食べるのは斬新でよかったのですが、
フォアグラ好きな私としては、やや物足りなさが。。涙
というのも、金柑の濃厚な香りにフォアグラの存在感が負けてしまっていたのです(>_<)
今度は是非違うジャムで試してみたい!
 
ワインは白ワインに。
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ブルガリアのトラミネル、
2016 Santa Sarah Traminer
(サンタ・サラ トラミネル)
トラミネルは、ゲヴュルツトラミネルの原品種。
ゲヴュルツほど分かり易い甘い香りはありませんが、
洋梨や青りんごなど、スッキリ爽やかさのある華やかな香りです。
 
三品目
黒トリュフ、アニス、安納芋のヴルーテ
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肉厚にスライスされた黒トリュフの下には、
安納芋のピューレ・アニスのジュレ・黒トリュフのピューレが隠れています。
トリュフのしっかりとした食感と風味の後に、
優しいジュレと安納芋の自然な甘みが…♪
 
四品目
ライム香る聖護院蕪と北海道産帆立貝のラビオリ
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聖護院かぶと帆立のラビオリ。
刻んだ豚のチョリソーを包むのは、
歯ごたえの残る聖護院蕪と帆立貝のラビオリ。
上には鶏節のジュレと、ライムの香りの泡で
ほんのり味付けされています。
添えられているのは、ビネガーの効いたブルーベリーのクリーム。
合わせて食べるとまた風味が変わり、ビネガーの酸味が口の中をさっぱりとさせてくれます。
蕪をラビオリの皮にしてしまうというのは斬新!
 
ワインはフランス ロワールのシュナン・ブラン
L’Effraie Domaine de Bellivière
(レフレ ドメーヌ・ド・べリヴィエール)
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ボリュームのあるシュナン・ブラン100%。
ほのかな甘やかさに豊かな果実味です。
 
五品目
"スペシャリテの卵の一皿" カリフラワーと卵
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塩でマリネした玄米の上には、甘みのあるカリフラワーに生ハム、パリっと揚げられたほどよい塩気の黒キャベツ
焦がしバターピューレの泡・半熟卵と絡めて食べれば、様々な食感と優しい野菜の旨みが
口の中いっぱいに広がります。
 
途中でバゲットとバターが登場。
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リボン状のバターが可愛らしい✨
 
六品目
 本日の旬の鮮魚 フランス産キノコと白菜のヴァリエ
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お魚は、福岡県産の鰆のソテーでした!
付け合せはシャキシャキの白菜に、ぷりぷりなキノコのクリーム煮。
鰆は実は真冬が一番美味しい季節なんだそうです。
焼き加減もちょうど良く、身がしまっていて絶品!
 
七品目
最高峰 ピュルゴー家シャラン鴨
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 10年振りに日本で解禁されたというシャラン鴨をソテーにして頂きました。
付け合せのお野菜はチョロギ、赤軸ほうれん草等々。
お肉はしっとりとしていて、噛み締めるたびに旨みの詰まった肉汁を感じられます。
 
合わせたワインは
ジュヴレ・シャンベルタン村のピノノワール
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2015 La Gibryot Gevrey Chambertin
(ラ・ジブリオット ジュヴレシャンベルタン)
初めて飲みましたが、これがすごーく好みでした…!
酸味がまろやかで果実味が豊かで色も濃く、ピノなんだけどピノっぽくない。
 
生産者のクロード・デュガは、
「ジュヴレ・シャンベルタンの最高峰」と称された偉大な生産者。
2015年はグレートヴィンテージということもあり、バランスが素晴らしいです♡
ピノの酸味が苦手かも…って方にもオススメできちゃう1本。
 
デザート一品目
キャラメル・和栗・ショコラ
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 和栗&キャラメルのブランマンジェに、
茶色いゼリーはエスプレッソのジュレ
横にはさっぱりとした白ぶどうのアイスが。
 
 デザート二品目
冬蜜柑の丸ごとコンポート 2018
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冬蜜柑を丸ごと使い、シナモンのアイスクリームとブランマンジェエスプーマ(ムース状の泡)を乗せたコンポート。
不自然な甘さが全くないので、どちらもぺろりと完食できてしまう爽やかさでした♪
 
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ミニャルディーズ。
ココナッツのメレンゲやレンズ豆と黒糖の羊羹など、和のテイストも。
 
食後に1つ感動した出来事なのですが、
私が同席者の友人と一押しの手土産について話をしていたところ、
会話を耳にされていたソムリエの方がすっとこちらを…
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そう、なんとまさに話題にしていた
Royal Blue Tea」✨
(このお品物については後日改めてご紹介します)
この間の読み具合はさすがに感動しました!
 
どのお料理も過剰な味付けはせず、
素材本来の味・新鮮さを最大限に活かし
食感や季節の味わいを楽しめる
優しいお料理ばかりでした。
 
最後に、平本シェフがご挨拶に。
色々とお話をさせて頂きましたが、
とても謙虚で控えめな方で、シェフの繊細さが
お料理によく現れている気がしました。
 
今後は内装のレイアウトも少しずつ変更されるとのことなので
これからますます期待のできるお店です♪
 
 

【メイユー アヴニール ア トウキョウ(Meilleur Avenir a Tokyo)】

住所:東京都港区南青山2-18-20 南青山コンパウンドB1

Tel :03-6804-1571

外苑前徒歩3分
青山一丁目駅徒歩5分

≪営業時間≫

ランチ  11:30-15:00

ディナー 18:30-22:00

バータイム 22:00-3:00

定休日:月曜日(Monday) 月曜が祝日の場合は営業、翌火曜日定休となります。

 個室:あり 

≪北品川≫日本が誇るフレンチの頂点【カンテサンス】

ミシュラン10年連続三ツ星獲得。

日本のフレンチで検索すれば常に一位を保ち続けている予約困難店

「カンテサンス(Quintessence)」

 

通常は本当に予約が取れないのですが、

今回はありがたい事にお仕事でランチにお伺いさせて頂きました✨

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どっしりと構えた重厚な扉を開けると、すぐそこにはウェイティングスペースが。 

以前訪れた際は夜だったため、ほの暗くシックで落ち着いた印象でしたが、

ランチタイムは外から差し込む日の光が爽やかで、またがらりと違った印象。

 

ちなみにカンテサンスは、個室以外は撮影禁止となっています。

今回は個室利用だったため、快く撮影させてくださいました。

 

席についてまず渡されるのがこちら。

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コース内容かと思いきや、開くと白紙のメニュー。

これから登場するお料理にますます期待が高まる、

カンテサンス名物の粋な演出です。

 

一品目

温かい鮟鱇のスープ

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小松菜やイカなどの細かく刻んだ様々な食材と、濃厚なアンコウのエキス。

臭みは一切なく、アンコウの旨みだけが凝縮され優しく胃袋に染み渡ります。

 

二品目

スペシャリテ 山羊のミルクのバヴァロア

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夜のコースで必ず出てくるスペシャリテを、ランチでも頂くことが出来ました!

味付けはオリーブオイルと岩塩、上にはマカダミアナッツ

シンプルなのになめらかでクリーミーで、喉を通る度に本当に本当に美味しい…涙

オイルがメインなのに全くしつこさがないのは、恐らくとっても上質なオリーブオイルを使われているのだと思います。

 

三品目

毛蟹と山芋のガレット

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外はさっくり、中はふわっふわの山芋のガレットの上には、

丁寧にほぐされた毛蟹がたっぷり。

山芋って、こんなに上品で繊細なお料理に化けることができるのですね!

 

三品目

金目鯛のソテー タルディーボのソース

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皮目はこんがりパリッと、中はレア状態に焼き上げられた金目鯛。

この絶妙な焼き加減は、本当に職人の技としか言えません。

周りに添えられているのは、タルディーボのソースとセミドライトマトのペースト。

ソースだけでも美味しいのですが、このトマトペーストがもう絶品…! 

酸味と旨みがぎゅっと詰まっていて、これだけでもお持ち帰りしたい程(>_<)

 

四品目

蝦夷鹿のロースト 蕎麦粉のガレット添え

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メインは蝦夷鹿でした。

味付けは、フォンドボーとマデラワインを煮詰めたソース。

300度のオーブンで3時間かけてローストしたという鹿は、しっとりと柔らかくジューシー。

ポルトガルの酒精強化ワイン、マデラのアルコール感と

ほんのりとした甘い風味が相性抜群です。

周りに添えられた蕎麦粉のガレットは、ナイフを入れるともっちりとした中身が登場。

ソースとよく絡んで、お肉のいいアクセントとなっています。

 

デザート 一品目

ココナッツのブランマンジェ ピスタチオオイルとエスプレッソのソース

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底に隠れたなめらかなココナッツのブランマンジェの上に、

黄色く輝くピスタチオオイル。そして中央にはエスプレッソのソース。

 

「混ざらない美味しさを楽しんでください」と説明されたこちら、

想像を超える美味しさでした!

 

ピスタチオオイルというものを初めて頂いたのですが、香り高くさらりとしていて、

エスプレッソソースと合わせることで甘みと苦味が口の中で同居するのです。

でも混ざることはなく、最後までお互いがはっきりと存在している。

まさにこれまで食べたことのない味でした。

 

デザート 二品目

焼きたてのチュロス 南瓜とメープルのクリーム

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サクッと焼かれたまだ温かさの残るシュー生地の上には、

メープルと南瓜のなめらかなクリーム。

しっかり食べたのにペロリと完食してしまうほど美味しかった…

 

カンテサンスのお料理は、オイル使いと火入れの技術の高さがとにかく素晴らしいと感じました。

クラシカルなフレンチはどうしてもバターや生クリームたっぷりのヘビーな印象ですが、

こちらは全くもたれることのない、素材の旨みを存分に活かした丁寧なお料理ばかりなので、より日本人に愛されるフレンチとなっているのかもしれません。

 

お忙しい時間帯にも関わらず、最後には岸田シェフ自らご挨拶に来て下さいました。

やはりさすがの一流店、ランチでも一切妥協のない完璧な美味しさです。

この内容なら十二分に満足できますし、ランチのコストパフォーマンスは非常に素晴らしいと思います。

 

幸せな時間と思い出を提供してくれる、特別な日に訪れたいお店でした。

 

【カンテサンス(Quintessence)】

住所:東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川 御殿山 1F

Tel & Fax: 03-6277-0090

京浜急行電鉄 本線「北品川駅」高輪口より、徒歩5分
JR山手線・京浜東北線東海道線上野東京ライン横須賀線東海道新幹線「品川駅」高輪口より、徒歩10分
京浜急行電鉄 本線「品川駅」高輪口より、徒歩10分

北品川駅から595m

≪営業時間≫

ランチ  12:00-15:00(L.O 13:00)

ディナー 18:30-23:00(L.O 20:00)

定休日:日曜日中心に月6日、年末年始、夏期休暇

 個室:あり(2室)

≪西麻布≫先入観を覆す、和食とワインのマリアージュ【小田島】

和食といえば日本酒。

そんな先入観を見事に覆してくれるのが
西麻布にある「小田島」

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店内はテーブルが数席、カウンターが6席程。

なんだか懐かしいような、ただいまと言いたくなるような暖かい雰囲気が心地よく、ほっとします。

 

こちらの店主である小田島さんは、
「ワインがすすむ やせつまみ」という著書を出されており、
”和食とワイン”という難しいマリアージュを考案されているお方。


お店ではご主人が厨房に立たれ、ソムリエである息子さんがワインをセレクトされています。

まずはシャンパンから。

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Bogle vinyards reserve chardonnay  ボーグル ヴィンヤード リザーヴ シャルドネ
カリフォルニアのシャルドネから始まります。

一品目

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根菜と魚介の炊き合わせ

二品目

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鯵の握り。
ペアリングはトスカーナロゼワイン
Podere 414 Flower Power  ポデーレ414フラワーパワー
イタリアらしいエチケットとネーミングが可愛らしい♪

三品目

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お待ちかねのスペシャリテ

フォアグラ大根

こんなに優しいお出汁の味付けで頂いたのは初めて。
そしてフォアグラといえばやはり、甘口ワインですね。

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ソーテルヌの格付け2級貴腐ワイン
2011 Ch.Lamothe Guignard シャトー・ラモット・ギニャール
これはこれは好みの甘口でした…♡

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残念ながらお料理名は失念( .. )
ドイツのピノノワール
2012 Bernhard Huber Spatburgunderベルンハルト・フーバー シュペートブルグンダー
と合わせてさっぱりと。

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全体的に全てのお料理が
素材を生かした優しい味付けという印象でした。

 

こちらも名物、

牛ヒレの炭火焼き 粒マスタード添え

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ワインはイタリア ヴェネト州から

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2012 Marion Teroldego マリオン・テロルデゴ
イタリアの土着品種、テロルデゴを使用し
干し葡萄と生葡萄をブレンドしたという珍しいワイン。
タンニンはしっかりしつつ、なめらかでお肉によく合います!

 

締めは稲庭うどん

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ここにきて、まさかのソノマ産ジンファンデル
2013 PARADISE RIDGE Kanaye The Grape Zinfandel
パラダイス・リッジ カナエ・ザ・ジンファンデル
のペアリング!


うどんにジンファンデルなんて合うのかな…?と思いましたが、

意外にもお互いの味を邪魔することなく、

お出汁の旨みを引き立たせてくれました。

 

イメージ的にどうしても和食は白でしょ!と思いこみがちですが、
工夫次第では色々な品種がマッチするのですね。


何事も頭でっかちにならずに、
いろいろな角度から挑戦することの楽しさを教えてくれる、そんなお店でした。

 

【割烹 小田島】
住所:東京都港区六本木7-18-24
Tel :03-3401-3345
≪営業時間≫
ランチ  11:30-15:00(L.O 14:00)
ディナー 18:00-23:00(L.O コース21:00、アラカルト22:00)
定休日:第2・第4土曜日/日曜日/祝日
 個室:無

≪表参道≫ワイン愛のあふれるイタリアン【KAPPAS】

 

ワイン好きの方に是非おすすめしたいのがこちら。

表参道のイタリアン、「KAPPAS」

表参道駅から少し歩いた細道にひっそりと佇むお店。

 

店内にはまるでワインバーのようなカウンター席と、

壁に飾られたベネツィアンマスクが目に留まります。

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今回のお料理はシェフおまかせコースに。

ワインはペアリングにして頂きました。

 

お料理の前に持ってきてくださったのが、こちらのパスタ。

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種類の多さにびっくり!

実はこれ以上にあるんだそうです。笑

イタリアといえばパスタですが、こんなに変わった形のものがあるとは…

パスタが有名ということは伺っていましたが、さすがのこだわりを感じました。

 

一品目

ブラッティーナチーズとミニトマトのサラダ

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ブラッティーナとは、モッツァレラ生地の中にクリームの入った

フレッシュチーズ、ブッラータのミニサイズ。

オレンジ色の爽やかなパプリカソースとよく合います。

合わせたワインは

Sorriso di Cieloソリッソ・ディ・チエロ

エミリアロマーニャ州のマルヴァジア品種。

「天空の微笑み」という意味を持つ爽やかな白ワインです

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二品目

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こちらのお料理、お名前をお聞きしたのですが忘れてしまいました…

上にトリュフをかけた卵のグラタン風なのですが、クリーミーでコクがあって、これだけでももちろん美味しい!

ですがこの日一番感動したのが、このお料理とこちらの白

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2013L'angelica  Lange Chardonnayランジェリカ ランゲ シャルドネ

とのマリアージュでした!

ピエモンテ産、バリック樽で熟成させたシャルドネの豊かな果実味と

樽の効いた芳醇なアロマが、濃厚なクリームソースと相まってそれはもう最高の相性…

思い出すだけで幸せな気持ちになります♪

 

お待ちかねのパスタは

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ズワイ蟹とからすみのタリオリー二

もちもちの麺にトマトと蟹、からすみの風味がよく絡みます。

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ワインは、カンパーニャ州のアリアニコ100%ロゼワイン

デナッツァーノ・パエストゥム・ロザート ルイージ・マッフィーニ

 

イカスミのリゾットには

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リグーリア州のロッセーゼ100%、辛口ミディアム赤ワイン

ロッセーゼ・ディ・ドルチェアクア・スペリオーレ ブラエ

をペアリング。

 

メインは子羊の漁師風ソース。

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子羊は柔らかくて全く臭みがなく、

ニンニクなどのスパイスとビネガーの効いた、少し酸味のあるソースがよく合います。

ワインは二種類から選ばせて下さったのですが、

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サルディーニャの名ワイン、

Isola di Nuraghi "TURRIGA"イゾラ・ディ・ヌラーギ  トゥーリガ

の2000年に✨

辛口フルボディ、なめらかなタンニンと熟成された複雑味が最高です!

 

デザートの前にはこれまた種類豊富なチーズ。

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右下の子豚ちゃんは食べられないとのこと🐷笑

悩んだ末にセレクトしたのは

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右上から

*ヴァルテッリーナ・カゼーラ 

ロンヴァルディア産、レオナルド・ダ・ヴィンチが愛したというハードタイプ。

*トーマ・ブルー 

日本初上陸のもっちりとしたブルーチーズ。 

*ヴェルデ・ディ・カープ 

初心者には勧めないという、癖と香りの強い山羊ミルクのブルーチーズ。

私は好みでした♪

 

ワインは6種類(!)のデザートワインの中から

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POMINO VINSANTO ーノ・ヴィンサント

をチョイス。

こってりかと思いきや上品な蜂蜜のような甘さで、全くしつこくなく

スイスイ飲めてしまうデザートワインでした!

 

こちらのお店の特徴はなんと言っても

イタリアワインの種類が豊富であり、説明がとても丁寧だということ。

 

一つ一つすべてのワインを、

イタリアの地図や生産者の写真を見せながら

製造方法や背景など説明してくださるのです。

 

ワイン通には有名なのか、周りにいらしたお客様も

皆さんワインについて熱く語られている方ばかりでした。

 

デザート

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最後に頂いた2013年のカステッロ・ディ・ボルゲリ

もこれまた絶品でした♡

 

ソムリエの方の対応も気さく且つとても丁寧で、肩肘張らずに楽しめます。

お手洗いのアメニティが豊富なのも、女性にとっては嬉しいポイント。

 

お店のワインは90%がイタリアワインとのことなので、

イタリアワイン好きの方には是非おすすめしたいお店です。

 

【Ristrante Kappas】

住所:東京都港区北青山3-9-2AQUAビル1F

Tel & Fax: 03-6419-7875

地下鉄千代田線/銀座線 表参道駅A1・B2出口から徒歩3分

≪営業時間≫

ランチ  11:30-15:00(L.O 14:00)

ディナー 18:00-23:00(L.O コース21:00、アラカルト22:00)

定休日:月曜日

 個室:あり