≪南青山≫色鮮やかな無農薬野菜を楽しむ隠れ家【メイユー アヴニール ア トウキョウ】
外苑前駅から徒歩3分程、
名店が多く立ち並ぶ青山二丁目エリアの一角にある
「メイユー アヴニール ア トウキョウ(Meilleur Avenir a Tokyo)」へお伺いしました。
地下へと続く階段を降りると、白を基調とした可愛らしいお店が。
店内は少しレトロクラシカルな雰囲気が漂います。
この日のメニュー。
まずはグラスのシャンパンでスタート。
シャンパーニュ地方、アンボネイ100%からなる
Bernard Bremont brut(ベルナール・ブルモン ブリュット)
まろやかな泡立ちとふんわりとした木なり果実の優しい味わい。
食前酒にぴったりで美味しい♡
一品目
無農薬畑より、鮮やかな野菜たちの一皿
シンメトリーに飾られた新鮮なお野菜の前菜。
シェフの出身地である平塚から取り寄せたという無農薬野菜は、
瑞々しくシャキッとしており、見た目も色鮮やか。
ソースははちみつクリームとのことで、ほんのりとはちみつの香り。
赤紫色のものは子玉ねぎのバルサミコマリネ。
中央のサブレは、ローズマリーのサブレでした。
二品目
フォアグラ・パイサンド
お店のスペシャリテ。
フォアグラのペーストにその時々で変わるフルーツジャムがサンドされています。
この日は自家製金柑のコンポートでした!
ペーパーごと手で持って食べるのは斬新でよかったのですが、
フォアグラ好きな私としては、やや物足りなさが。。涙
というのも、金柑の濃厚な香りにフォアグラの存在感が負けてしまっていたのです(>_<)
今度は是非違うジャムで試してみたい!
ワインは白ワインに。
ブルガリアのトラミネル、
2016 Santa Sarah Traminer
(サンタ・サラ トラミネル)
トラミネルは、ゲヴュルツトラミネルの原品種。
ゲヴュルツほど分かり易い甘い香りはありませんが、
洋梨や青りんごなど、スッキリ爽やかさのある華やかな香りです。
三品目
黒トリュフ、アニス、安納芋のヴルーテ
肉厚にスライスされた黒トリュフの下には、
安納芋のピューレ・アニスのジュレ・黒トリュフのピューレが隠れています。
トリュフのしっかりとした食感と風味の後に、
優しいジュレと安納芋の自然な甘みが…♪
四品目
ライム香る聖護院蕪と北海道産帆立貝のラビオリ
聖護院かぶと帆立のラビオリ。
刻んだ豚のチョリソーを包むのは、
歯ごたえの残る聖護院蕪と帆立貝のラビオリ。
上には鶏節のジュレと、ライムの香りの泡で
ほんのり味付けされています。
添えられているのは、ビネガーの効いたブルーベリーのクリーム。
合わせて食べるとまた風味が変わり、ビネガーの酸味が口の中をさっぱりとさせてくれます。
蕪をラビオリの皮にしてしまうというのは斬新!
ワインはフランス ロワールのシュナン・ブラン
L’Effraie Domaine de Bellivière
(レフレ ドメーヌ・ド・べリヴィエール)
ボリュームのあるシュナン・ブラン100%。
ほのかな甘やかさに豊かな果実味です。
五品目
"スペシャリテの卵の一皿" カリフラワーと卵
塩でマリネした玄米の上には、甘みのあるカリフラワーに生ハム、パリっと揚げられたほどよい塩気の黒キャベツ。
焦がしバターピューレの泡・半熟卵と絡めて食べれば、様々な食感と優しい野菜の旨みが
口の中いっぱいに広がります。
途中でバゲットとバターが登場。
リボン状のバターが可愛らしい✨
六品目
本日の旬の鮮魚 フランス産キノコと白菜のヴァリエ
お魚は、福岡県産の鰆のソテーでした!
付け合せはシャキシャキの白菜に、ぷりぷりなキノコのクリーム煮。
鰆は実は真冬が一番美味しい季節なんだそうです。
焼き加減もちょうど良く、身がしまっていて絶品!
七品目
最高峰 ピュルゴー家シャラン鴨
10年振りに日本で解禁されたというシャラン鴨をソテーにして頂きました。
付け合せのお野菜はチョロギ、赤軸ほうれん草等々。
お肉はしっとりとしていて、噛み締めるたびに旨みの詰まった肉汁を感じられます。
合わせたワインは
ジュヴレ・シャンベルタン村のピノノワール
2015 La Gibryot Gevrey Chambertin
(ラ・ジブリオット ジュヴレシャンベルタン)
初めて飲みましたが、これがすごーく好みでした…!
生産者のクロード・デュガは、
「ジュヴレ・シャンベルタンの最高峰」と称された偉大な生産者。
2015年はグレートヴィンテージということもあり、バランスが素晴らしいです♡
ピノの酸味が苦手かも…って方にもオススメできちゃう1本。
デザート一品目
キャラメル・和栗・ショコラ
和栗&キャラメルのブランマンジェに、
横にはさっぱりとした白ぶどうのアイスが。
デザート二品目
冬蜜柑の丸ごとコンポート 2018
不自然な甘さが全くないので、どちらもぺろりと完食できてしまう爽やかさでした♪
ミニャルディーズ。
ココナッツのメレンゲやレンズ豆と黒糖の羊羹など、和のテイストも。
食後に1つ感動した出来事なのですが、
私が同席者の友人と一押しの手土産について話をしていたところ、
会話を耳にされていたソムリエの方がすっとこちらを…
そう、なんとまさに話題にしていた
「Royal Blue Tea」✨
(このお品物については後日改めてご紹介します)
この間の読み具合はさすがに感動しました!
どのお料理も過剰な味付けはせず、
素材本来の味・新鮮さを最大限に活かし
食感や季節の味わいを楽しめる
優しいお料理ばかりでした。
最後に、平本シェフがご挨拶に。
色々とお話をさせて頂きましたが、
とても謙虚で控えめな方で、シェフの繊細さが
お料理によく現れている気がしました。
今後は内装のレイアウトも少しずつ変更されるとのことなので
これからますます期待のできるお店です♪